YTAメモ

20世紀を生き抜くための「心」・「技」・「体」その13

1996年7月5日

  

(財)氣の研究会 宗主 藤平光一の特別講演会「氣と健康」~心とからだが蘇る氣の力~より

a.平成8年6月20日(木)18時30分より名古屋市民会館大ホールで開催された。

b.藤平光一宗主が杖をつきながら(内弟子が脇に付き添って)登壇。健康の話をする人間がなぜ杖をついているのか、という参加者が疑問に感じたことに答えることから話がはじまった。

c.宗主は昭和28年、合氣道の普及のためハワイに行った時に体重が100キロを超える大男をあっという間に投げ飛ばしてしまった。何回やっても体重が50キロそこそこの小男に投げ飛ばされるので最後にゆっくりわかるようにやってくれと頼まれた。そこで一瞬の動きをスローモーションにして見せたが、相手の人を腰に乗せてゆっくりと投げ飛ばしたため腰によけいな力がかかり腰を痛めてしまった。本人もしまった、とそのとき思ったそうだが皆の手前なに食わぬ顔をしていた。

d.実はこのとき骨と骨との継ぎめが半分ほどずれるという大変な状態であったが医者に診てもらうのを我慢して自分で自分の身体に氣圧療法を施し、翌朝は何事もなかったような顔をして稽古をつけた。70歳をすぎてからどうしても手術をしなければならなくなり、その後しびれが少し残っているそうである。

e.講演は「氣」が出ていれば「折れない腕」になるということを体験してもらうセミナーで、まず講師がやってみせる。次に受講者に一人出てきてもらいその人に体験してもらう。最後に受講者全員が隣の人と交互に「折れない腕」実験をしてもらう。「折れない腕」の実験は受講者Aに利き腕を前に伸ばしてもらい、もう一人(B)が両腕で折り曲げようと試みる。力は1:2だからAの腕は曲げられてしまう。次にAは腕からまっすぐ前方に「氣」が出ている、消防車のホ-スから水が勢いよくふきだしてホ-スが一本の棒のようになっている状態を想像してもらう。イメ-ジが明確であればあるほど氣が出ているので今度は折れ曲がらない。

f.留意したいのは、このときできたからと家に帰って「氣」の存在を信じていない人を相手に実験すると失敗することがある。会場の相手は「氣」はあるかもしれないという意識があるが、家の人にはそういう意識がない。氣は意識エネルギ-と読みかえて使われることもあり、勝ち負けという言い方をすれば意識エネルギ-の強い方が勝つことになる。「氣が出ている」という意識エネルギ-よりも、たとえ本人が意識していなくても氣は存在しないという意識エネルギ-の方が強ければ腕は曲げられてしまう。

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