さあ、ぼくのかおをたべなさい(やなせたかし・アンパンマン第1作)
アンパンマンの顔は半分ぐらいになりました。
「顔を食べさせるなんて残酷です!!」。
当初、大人からは酷評されたという。
大人に否定されたたかしのメッセージを受けとめ支持したのは子どもたち(アンパンマンがパン工場に帰ったとき、顔はひもじい人に与えてしまって残っていません)。
あまりにも読まれるからすぐに本がぼろぼろになってしまう。
毎晩「読んで」とせがまれる親もファンになっていく。
自分の身を削ってでも人を喜ばせようとするアンパンマン(NHK・BS「ザ・プロファイラー・やなせたかし」2023.12.21)。
「食べる」ことは「命をいただく」こと。