対立とは「憤り、背をそむけること」(マルクス・アウレリウス「自省録」2巻1)

理性的な生き物は互いのために生れた。人は心ならずも過ち(憤り、裏切り)を犯す(4巻3)

できるならば、(過ちであることを)教え改めさせよ。できなければおまえに「寛容」が与えられていることを心に留めておけ(9巻11)

自省録は己を律する言葉が綴られた手記(できないから何度も言い聞かせている)(岸見一郎「100分de名著・自省録」NHK・2019/4)

ホモ・サピエンスという弱い個体は認知革命によって、協力する方が「得」ということを本能的に気づいている。そして、対立に葛藤する。