切って、切って、なお足らざるときは、国民に新たな負担をお願いせざるを得ない
負債をこれ以上後世に押し付けることは許されません。
財政は、速やかに自らの体質(赤字国債)を改め、その対応力の回復を図るべきであります。
財政再建は焦眉(しょうび)の問題であり、この課題を回避することは責任ある政治を全うするゆえんではないと考えます(1979.9.3大平正芳総理所信表明)。
増税が選挙に不利に作用することは、政界関係者の常識である。
しかし、国民が好まないことでも、やらねばならないときがある。
それが政治というものだ(大平正芳・人と思想)。
10年後(1989.4.1)、消費税が導入された(大平内閣で大蔵大臣を務めた竹下登総理が実現する)。