○藤田田著「ユダヤの商法」p12-13KKベストセラーズ:昭和47年5月1日初版発行
★78対22の法則
*最近「80対20の法則」の方が有名であるが、ユダヤ商法は78対22。例えば、一辺が10センチの正方形に内接する円(直径10センチ)の関係を考えてみよう。正方形の面積は10センチ×10センチで100平方センチ。その正方形に内接する円の面積は半径5センチ×半径5センチ×円周率3.14で78.5平方センチになる。つまり、正方形に内接する円と、正方形の残りの面積の比は『78対22』の法則に合致する。また、空気中の成分が、窒素78に対して酸素等が22の割合いになっていることは、よく知られている。人間の体も、水分が78、その他の物質が22の割合いでできている。これは、人間の力ではいかんともしがたい大自然の宇宙の法則である。仮に人間が人為的に、窒素60、酸素40の空間を作り出したところで、とうてい人間はそのような空間では生活できないし、人体の水分が60になれは、人間は死んでしまう。この法則の上に、ユダヤ商法は成り立っている。例えば銀行は、多くの人から借りて、一部の人に貸している。もしも「借りたい人」の方が多ければ、銀行はたちまちつぶれてしまう。「貸す」という人が圧倒的に多いから成り立っている。つまり、ユダヤ人的に言うならば「貸したい人」78に対して「借りたい人」22の割合いでこの世は成り立っている。