20世紀を生き抜くための「心」・「技」・「体」その10
「技」船井幸雄氏の「形態波動カード」
「心」21世紀はどういう世の中になってほしいか
「技」船井幸雄氏の「形態波動カード」を同封します。ご利用ください。
★a.このカードを開発した船井幸雄氏の職業は経営コンサルタントです。経営コンサルタント会社として世界で最初に株式公開(大阪二部)をした「船井総合研究所(通称:船井総研)」の創業者で“経営指導の神様”と呼ばれています。
★b.この図形は船井幸雄「未来への分水嶺」(1995.2.27初版:PHP研究所)の276ページで蘇生化効果のある図形として紹介されています。意匠登録はしてありますが読者が好きなようにコピーして使ってよい、というもので、・トータルヘルスデザインが名刺サイズの波動カードにして無償で配っています。
★c.使い方は「ただ持っているだけで、ツキがよくなったり前向きのプラス発想で考え行動できるようになる」効果があらわれるかもしれない、と気楽に考えて下さい。「そんな効果を期待しても、どうせ眉ツバだ」などと思っているような人の気持ちに逆らってまでツキを良くするパワ-(効果)は持ち合わせていません。かさばる物ではありませんし、お守りやお札のように粗末に扱ったらバチが当たるなどと気をつかう必要もありません。もっと欲しい方は・ト-タルヘルスデザインさんへ申し込んでみて下さい。
「心」21世紀はどういう世の中になってほしいか
★a.人が余ってきている。リストラで余剰人員(かつては必要な人だったのに)がはみだされ、新卒者が就職したくても人はいらない、という。製造業では人がやっていた仕事がロボットにとって変わられ、円高で労働賃金の安い海外へ生産拠点が移って、ますます人がいらなくなる。
★b.江戸時代、農業などの一次産業は人口の8割を占めていたが、明治維新、文明開化、富国強兵の国策のなかで製造業などの二次産業にたずさわる人が増えていった。土地の利用という観点からみると、農業であれば一家族が使っていた田や畑の耕作面積で工場を建てることができ、何十人、何百人の人に就業の機会が与えられる。しかも、2交代、3交代にして設備及び土地をフル稼働させていた。
★c.初めは人海戦術でおこなわれていた製造業も、機械の進歩向上により以前ほど人がいらなくなり、流通業、サービス業などの三次産業へ就業人口は流れていく。作られた物に何か手を加える、付加価値をつけることによって仕事を創りだし事業を起こす。付加価値がついたぶん物の値段が上がり、物価は世界で一番高くなった。
★d.しかし、生産者と消費者が直結するようになったり、大型小売店が、自社ブランド製品を販売したりと物を集めて他へ動かすだけの中間流通業が淘汰される可能性がある。百貨店でも航空会社のスチュワーデスでも正社員からパート社員に切り替えていこうという動きがでてきている。比較的新しい事業といえる。ファーストフードやファミリーレストラン、コンビニエンスストアなどは時間給のパート社員が前提で終身雇用の正社員などという発想はない。ステーキのあさくまではパート社員が社長に就任している。
★e.デフレ経済で売上単価が切り下げられ収入が伸びない以上、企業は自らの存続のためにこれまで以上にコストの削減に力を注ぐことになる。これまでは3Kと呼ばれる交際費(民間企業は努力しているのに官官接待は花代や二次会費用まで税金を使うから国民が怒る)交通費(民間は一泊二日の出張を日帰りにするなど努力しているのに役所はカラ出張に税金を使うから国民が怒る)研修費(これまでは買い与えていたパソコンを「いまどきパソコンも扱えない管理職(社員)は失格だ」など自腹を切らせる)などの削減であったが、これからは付加価値と呼ばれる費用の見直しに重点が移っていく。
★f.付加価値はその事業で新たにつけ加えられる価値のことで人件費、賃借料、減価償却費、支払利息、税金および利益で構成されている。年功序列体系の正社員からパート社員、契約社員に切り替えて人件費を変動費化したり、新たな設備投資を抑えて(先送りして)減価償却、金利、賃借料の削減という見直しがこれまで以上におきてくると思われる。
★g.企業は社員をフルイにかけて肩たたきをするわけで退職者(いわば生存競争の敗者)が資本主義社会で成功するのは希であろう。また自ら組織を飛び出し、ベンチャービジネスを起こす意欲があったとしても消費を駆り立てるような仕事であればこのデフレ時代に需要が長続きせず、新規事業への投資資金を回収するところまで収入が上がらないことも考えられる。
★h.投資が業務である金融機関(預貯金、保険料として集めたものを他へ投資、運用することを業としているもの)も新規事業などの投資という仕事が減れば必要がなくなる(つぶれるところもでてくる。つぶれなくても統廃合・縮小せざるをえない。)
★i.このように考えてくると働きたくても仕事がなく、あってもパートのような臨時職ということになる。
★j.人はお互い助け合って(自分のできないことを人にやってもらい、自分も他の人の分までしてあげて)社会を形成している。それぞれが分担している仕事は、それが必要とされているからで必要がなくなれば存在意義がなくなって自然淘汰されるはずである。たとえば手作業が機械化されたり、職人芸がロボットにとって変わられる。ほんの20年前にはあったタイピストという職業はなくなってしまったし、牛乳配達という仕事も今はない。他にも消えていった職業、仕事はいくつもあると思う。
★k.現在職業としてあるものでも、前提が崩れれば存在理由がなくなる。例えば、病気がなくなれば医者はいらなくなるし、税金がなくなれば税理士はいらない。争い事がなくなれば弁護士はいらないし、犯罪がなくなれば警察の仕事は減る。石油が枯渇すれば石油会社は事業ができないし、森林を伐採できなければ製紙会社は成り立たない。規制緩和がすすむことによって変わっていく仕事や職業も多い。
★l.これまでの仕事ができなくなった人達はこれから何をしていけばよいのだろうか。経済がみんなを食わせるようにする事であるとすれば、とりあえず農業でもやって自分の食いぶちは自分で作り出す、ということであろう。農業は経済効率が悪いから他の産業へシフトした訳であるが、誰かがしなければいけない産業である。
★m.これに対して、仕事の中には消費意欲を無理やり駆り立てて業として成り立っているような仕事や、存在をもっともらしく権威づけて居残っている組織もあり、そういったムダ飯食いの存在はバッサリ無くしてしまったとしても社会全体の生産性が落ちるわけではない。そういったムダ飯食いの人達に仕事を割りふれば各自の労働時間は今より短くて済むのではないだろうか。そうすれば、余った時間で効率の悪い農業を自然とふれあいながら楽しめるのではないだろうか。